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豆柴晴太ののほほん日記

豆柴晴太ののほほん日記

バベシア症について

09.01.06現在のウィル君・・・貧血は解消
              バベシア原虫は20分の1に減少しました。
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里親募集中のウィル君がかかっている病気です。
病気の説明とウィル君の治療内容です。下記転載
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バベシア症(Babesiosis)

マダニによって媒介されるバベシアという原虫によって引き起こされる
溶血性の疾病。
犬に寄生するバベシアはバベシア・ギブソニ(Babesia gibsoni)と
バベシア・カニス(Babesia canis)の2種類です。
日本ではバベシアギブソニがほとんどで、バベシア・カニスの感染は
沖縄に限定されています。


バベシアの感染経路

バベシアはマダニ(フタトゲチマダニ、ツリガネチマダニ、ヤマトマダニ
およびクリイロコイタマダニ)が媒介します。
一般に犬バベシア症は関西以西の病気だと考えられていますが、
感染地域の広がりと、犬バベシア症に感染した犬の移動に伴い全国で
発生が認められるようになっています。
ダニのいそうな山や公園、草むらなどで遊んだ後は、特に念入りに体を
チェックしてダニが吸血し始める前に取り除きましょう。
バベシア原虫がダニからを犬に移るのに36~48時間必要と言われて
いますので、吸血前にダニを取り除けば感染の可能性を非常に低く
出来ます。
輸血、血液に汚染された針および道具、胎盤を通じた母子感染、闘犬及び
それに近い喧嘩によっても感染するようです。


症状(下記のうち現在ウィルに出ている症状は慢性症っぽいです。)

劇症:
 症状は、低体温、ショック、昏睡、DIC(播種性血管内凝固、血栓で
全身の血管が詰まる重篤な病気)、代謝性アシドーシスがあります。
幼犬または老犬では、死に至る場合も少なくありません。

急性症:
 溶血性貧血、血尿、溶血による貧血のため歯茎、舌などが白くなる、
脾臓の肥大、黄疸、リンパ節障害、嘔吐。

慢性症:
 犬の免疫力とバベシアとが釣合った状態です。犬の免疫力が勝って
いる時には症状は無く、バベシアが優位になると次のような症状が
出ることを繰り返します。
症状には、発熱,元気消失,食欲不振、体調不良、咳や苦しそうな呼吸、
便秘、下痢、胃潰瘍、口内炎、浮腫、腹部膨満(腹水)、皮下出血、
発疹(紫斑)、白血球数の減少、血が凝固しにくくなる、関節の腫脹、
背中の痛み、てんかん発作、肝臓の酵素値(GOT,GPT)の増加、
血小板の減少、目が異常に光る、リンパ節の肥大、脾臓の肥大、
細菌性ショック、抑鬱状態、などがあります。

無症候性キャリアー:
バベシア病は周期的な疾病(マラリアに似ている)です。
初期の感染から回復しても、バベシア原虫を体内から完全に駆除する
ことは大変難しく、多くの場合は症状の無い(無症候性)キャリアーと
なります。
この状態は数ヶ月から数年(またはもっと長く)続きますが、環境
ストレスや免疫抑制剤(ステロイド)の投与、他の感染症の罹患などにより
再発する危険性があります。
臨床症状は個々の犬の状態、感染の時期、年齢、免疫状態、他の伝染病の
罹患等により大きく変わります。

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まとめ

かなりの貧血(血小板の減少)との戦いなので、えさの回数を1日
4~5回に分けてあげます。鉄剤も一緒に与えます。

まずは今日(12月16日)駆虫しました。これ以上弱らないように。
明日からは肝臓が弱らないお薬・抗生剤・鉄剤・ビタミン剤の投薬です。

フィラリアも陽性でした。しかし今はフィラリアの治療よりも
バベシアを治すほうが優先でとにかく血を作っていかないといけません。

内地にさらに必要な血液検査に出してもらいました。
バベシアの二種類の感染を調べます。
検査結果次第で今後の治療方法が変わるようです。

特効薬はいまのところなく、過去はガナゼックという薬を使ってたみたい
ですが副作用が強いそうで、悩みです。
ガナゼックで完治する子も実際少ないようです。

また現在アメリカから新薬を直接仕入れて投薬する飼い主さんもいるよう
ですがその薬が1回8万円以上するそうです。(原価で)
でもそれでも完治する子は稀のようです。

いまのところ、望みとしては
抗生剤でウィルの中にいるマダニたちが死滅してくれたら
助かります!!!
これでもし経過良好にマダニが消えてくれたら(検査に出している結果も
みながら) 完治に向かって治療できるそうです!!!

しかしもしマダニが減らず、検査結果も重い症状のほうだったら
輸血になります。輸血には供血犬が必要でそれもいるかどうか。
血がどれだけ必要になるか分かりません。

そのように輸血を繰り返して延命するか 上記のような副作用の強い薬で
延命するか になるそうです。どっちもつらい。
とにかく明日からの抗生剤に期待して、少しでも苦しみのもとである
マダニの動きを抑えてあげたいです

検査結果が出るまで時間もあるのですが里親さんは引き続き募集です。

正直うちには時間もお金も体力も余裕がなく、ウィルのために全力を尽く
せる自信がありません。

病気の子だからこそ一緒に頑張ってあげたいという方がいたら・・・
是非家族になってあげてほしいです。
完治するかもしれないししないかもしれない、、
でも良い犬生をおくらせてあげたいです。

ウィルは今、他の犬にマダニや8種ワクチンも打てない状態なので
他のワンコと接触できないために、外にいます。寒いし可哀想・・・

このまま貧血が強くなり弱ってしまったら一体どこで過ごせばいいのかも
悩みです。

今日終わった検査

抗体・抗原検査(12/16) 
☆バベシア原虫(+)
☆フィラリア抗原検査(+)
☆ミクロフィラリア(-)

生化学検査(12/16)
☆肝臓(良好)
☆腎臓(良好)
☆貧血(要治療)

フロントライン=ダニノミ駆除(12/16済み)

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ワクチン接種(バベシア症が完治してから)
狂犬病予防接種(〃)
フィラリア治療(〃)

バベシアはマダニが原因なのでワンちゃんにはフロントラインを必ずやりましょう!


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